「より多くの人々の より健康で より豊かな生活の実現」

「より健康で」というのは医薬品を通して医療に従事する者として当然の言葉です。しかし、この言葉に秘められた深いメッセージにお気づきでしょうか。
人間の健康は、歳月の中でもしくはある時突然に失われるものです。病気や怪我の方に対して私たちは全力を尽くします。しかし、残念ながら機能回復を期待できないことがあります。
でもそんな時に少しでも健康のレベルを上げるお手伝いができたら、私たちはその方に希望を提供できるかもしれません。
例えばカロリー量に制限のある方に、同時に美味しく食べられる方法を教えてあげられたら、生活の質(QOL)の改善を通してその方の日常の喜びが増すかもしれません。
健康に留意し、あるいは不安を感じて医薬品やサプリメントを飲み続ける方がいらっしゃいます。
毎月使って頂く金額は多い方が良いのでしょうか。私たちが商売だけを優先するならそうです。しかし、当社にとって大事なことは、お客様が望むものを手にすること。それが人間生活の基本である健康だったとしたら、その為に必要なコストはできるだけ抑え、自分の使いたいことに使って頂くお手伝いをすることが本来の姿ではないでしょうか。
価格の高いものが良いのではありません。良い商品と正しい情報をご提供すれば、繰り返し利用して頂けます。結果、商売も繁栄するのです。
私たちのなすべきこと。それは「医療の立場からの豊かさ」「経済行為の立場からの豊かさ」この両立を実現してこそ、ご利用して頂ける方にそして従業員に対して長期に亘る幸福を提供できるのです。
かかりつけネットワークの構築

通常小売業の戦略といえば、売上規模や店舗数等を指すことが多いものですが、当社で戦略を語る時、先ずは「お客様に何を提供しようとするのか」がキーワードとなります。
提供するものは、無論企業理念にある通り「健康」「豊かさ」です。そして「より健康でより豊かな生活」は、100万人の集団ではなく個別にお届けするものです。ある場所に住む一人のお客様にとって、当社の売上規模や店舗数は何ら意味を持ちません。意味を持つのは唯一自分が住み・働き・通い・買物し・病気の治療をする場所に、目的に合ったサービスと品揃えの店があるかどうかに尽きるのです。
日本は世界最高の高齢国家になりましたが、実は70歳の方は平均して25歳の方の9倍のお薬を使います。また、人口で20%に過ぎない65歳以上の方は、総医療費の50%を使います。この高齢化は今後20年でさらに進行するという現実を知らなくてはなりません。中でも北九州市は高齢化の進行が早く、現在でも全国の20年先を行っていると言われています。医薬品に従事する者として、高齢者の生活に合致したサービス・品揃え・店舗展開を行うことが、その基本となるのです。
以前は「安いから遠くまで買いに行く」という買物行動が見られましたが、最近の調査では自分が行く店の選定基準において、第一位が「近くて便利」、次いで「品揃え」「良い接客」、ようやく第四位に「価格」が登場するようになりました。それほど顧客サイドからの来店理由は変化しているのです。企業側としても、遠くのお客様の来店を促すことは困難になっており、近くのお客様にどれだけ繰り返し来店してもらえるかが鍵となってきたのです。
当社は半径25km内に60余店舗という全国にも類を見ない店舗網を構築し、さらにその密度を上げています。最近では1km毎に出店するというのが基準となっており、これは高齢者の足で徒歩10分という、充分に行きやすい範囲に必ず店があるというシチュエーションを意識したものです。
また、当社は調剤併設型ドラッグストアが総売上の60%を占め、併設店1店あたりの調剤売上も年商1億円に迫っており、それだけでも全国的にユニークな存在です。自宅や職場・学校の近所・乗り換えの駅・ショッピングセンターの中・病院の前等、当社の店舗網が地域に住むお客様の生活圏を包括的にカバーし、かつ薬歴を共有しているとしたら、病気にかかった時・事故にあった時、安心ではないでしょうか。
健康になる為のお薬を複数の医療機関からもらう時、知らずに同じ薬を飲んだり、飲み合わせになっていることを、「かかりつけネットワーク」を構築しているからこそ抑止できるのです。









