ご挨拶

ご挨拶

1956年創業以来、サンキュードラッグは幾多の歴史をくぐり抜けてきました。創業間もない頃は、医薬品が漸く産業化された急成長期でありました。1960年代には国民皆保険の施行によりOTCは下降の一途を辿ります。1980年代には医薬分業がスタートし、ドラッグストアも産声をあげました。

順調に成長し、花形と思われたこのドラッグストアと調剤薬局も、市場飽和・医療費抑制・規制緩和等の動きの中で大きな転機を迎えています。ドラッグストア・調剤薬局を出せば繁栄できる時代は20世紀と共に終わり、新たな時代や制度に適合したお店や会社だけが生き残る時代となりました。時代の変化をいち早く察知し、自社の戦略に組み込むことが明暗を分けます。

1991年に始めた薬歴の全店共有化は「かかりつけネットワーク」へと発展し、地域の方々の信頼を得ると共に、「調剤併設型ドラッグストア」として日本のリーディングカンパニーとなる上での大きな武器となりました。物販においても、顧客購買情報をマスではなく、一人ひとりのお客様に個別の情報発信を行う画期的な利用方法を開発し、パーソナルケア商品の育成においても注目を浴びています。半径25kmの範囲に60余店を展開するという他に例を見ない高密度出店は、これらの活動のバックボーンとして地域密着度を高め、お客様に安全や便利さを提供すると共に、従業員にも安心して地元に住み続けられる喜びを提供しています。

サンキュードラッグはOTCや健康食品を販売したり、調剤をする会社です。しかし原点にあるのは医療従事者としていかにあるべきか、他の医療従事者といかに連携するかという発想です。
 調剤において薬剤師は、自らの疾病を自覚した患者さんに、医師との連携の下に適切な薬物を提供しつつ、自ら収集した個人情報を基に治療に必要なアドバイスを提供します。薬物の効能・効果・副作用・相互作用はもちろん、正しい飲み方・飲みやすい飲み方について指導します。また、栄養士と連携して、食事・睡眠・運動に関するアドバイスを受け持ちます。
 ドラッグストアは、未病・予防の分野を受け持ちます。調剤が既に病気になった方を対象とするが故に範囲が狭くなるのに対し、ドラッグストアでは、潜在的・将来的に病気になる方=すべての方を対象にします。実は医療費の抑制においても生活の質の改善においても、この段階での対応が最も効果的です。幅の広さに加え、接点を高頻度に持てるのも特長です。調剤では治療が終われば来店がなくなりますが、だからといって、その方の将来に不安がなくなるわけではありません。ドラッグストアでは、薬剤師・登録販売者・(管理)栄養士等すべての従業員が、医薬品に限らず生活用品をお買い求めに来られる都度、お客様に情報提供をするチャンスを持っています。

特定の商品を買い続けておられるお客様は、ひょっとすると医師の診断を受けるべき段階にあるかもしれません。医療機関を御紹介するということにより、当社は医療の入口として機能します。特定の治療薬を調剤で投与されている方へは、その後の生活の改善のために役に立つサプリメントや特定保健食品の情報を提供すべきかもしれません。これは医療の立場からは出口であり、その方の日常に貢献することです。薬歴を持ち、購買データを蓄積している当社は、これら医療の質の向上において、大きな武器を持っているのです。

またサンキュードラッグは、パートナーである医療・介護施設の医療・経営上の悩みを知るべく、継続的に勉強会を実施しています。相手の悩みに応えられる存在になることで、私たちは信頼を得ることが出来ます。これにより、地域住民の方のQOLを改善するために、お互いの役割分担をすることが出来ます。医療機関は病気になった方にしか情報発信できないのに対して、当社は来店される年間900万人の方に健康情報伝達の場を提供できるという点において地域に最も貢献できる企業です。

サンキュードラッグは今後も成長を続けます。しかしそれは地域への貢献と表裏一体のものでなくてはなりません。日本以上の激変を経験してきたアメリカ流通業においても、足元のお客様が利用者の大半となるドラッグストアにおいて、いたずらな広域化は全く意味を持たず、全国チェーンといえども、一つ一つの地域を確実に押さえた企業のみが発展しています。当社は北九州・下関にしっかり根を張った企業として、着実に前進して参ります。数年中には200億円に到達する売上高も、やがてこの地域だけで1000億円を突破する予定です。自らの夢を会社の展開に投影し、大きく開花させてください。一緒にやっていきましょう。

会社概要