漢方つむぎ堂おすすめの養生Vol.1 『お風呂に浸かること』

洗うためだけのお風呂ではない!
寒さが増してくると、バスタイムが楽しみな人も増えてきます。一方で、時間がないからといって湯船につからずシャワーだけですますという人も、時代の流れとともに増えてきているようです。
日本には「冬至にはゆず湯」「端午の節句には菖蒲湯」など、お風呂で厄除けや健康の工夫をしていた風習が昔からあります。温泉も多く、「入浴」は日本人に最適の「養生」といえます。
シャワーだけですます方は、やはりお風呂はただ単に身体をキレイにするための場所としているからではないでしょうか。
「入浴」は身体を清潔に保つことはもちろん、さまざまな効果が期待できる「養生」として捉える事もできます。
温まるだけでもない
お風呂は清潔にするためだけの場所ではないとお伝えしましたが、ではどういった「養生」の効果が期待できるでしょうか。
まずは「お風呂で身体が温まる」というのを皆さん一番に思い浮かべるのではないでしょうか。もちろん、しっかり湯船につかっていただくと、身体は芯から温まり、特に冷え症の方には一番の効能といえるかもしれません。
ですが、ゆっくりつかったとき、ただ温まるだけではなく「疲労回復」「自律神経の調整」といった肉体的にも精神的にも身体を整える効果が期待できるのです。
これはお風呂の温度も大切で、ご年配の方などは「熱い風呂に入る」のが習慣になってらっしゃる方も多いので、「ぬるいお湯は嫌だ」という方もいらっしゃいますが、ぜひぬるめのお湯でゆっくりと入ってください。おすすめのお湯の温度は39度から40度くらいです。熱めのお湯に入ると、身体が刺激され、血圧があがり、血のめぐりが一気によくなるので、肩こりや肌にかゆみがある方などは、ついついその刺激を求めてしまいます。でもそれはその場だけのことで、身体にとっては負担になっているのです。
ぬるめのお湯にゆっくり20分~30分ほど入っていただくと、身体の疲れも取れて、自律神経が整うので、質の良い睡眠にも効果的です。また、毛穴が開くので、身体を洗うときもゴシゴシと強く洗わず、泡だけで汚れを落とすことができるので、肌に優しく清潔にできます。
薬湯の入り方
水道水のお湯でもよいですが、より効果を求める方は、薬湯がおすすめです。
薬湯は、生薬をお風呂に入れる入り方で、生薬の種類によって身体を温める効果が期待でき、お肌にも良い効果があるものもあります。
薬湯は、まずは生薬の入った袋(生薬むきだしの場合は、お茶パックなどに入れて)を500ml~1ℓくらいの水で、やかんや鍋(鉄製は避けてください)で15分ほど煮だします。煮だしたものを袋と一緒にお湯をはった浴槽に入れます。
最近ではタブレットタイプの入浴剤などで、生薬を使ったものも多いので、手軽に楽しむにはそういったものでも入浴時間を楽しむのには効果的です。
本格的に楽しみたい方は、漢方つむぎ堂でも「和漢浴」としてよもぎや生姜の生薬の浴材パックを用意していますので、お気軽にお問合せください。
また、どういった生薬が自分にあっているかなど、お悩みも含めてお話をお伺いすることもできますので、お気軽にお近くの漢方つむぎ堂までお問合せください。
漢方つむぎ堂で行っていること
漢方つむぎ堂では、健康フェアなどで行っている体質チェックを、店舗でも受付しております。お時間は10分程度で、ちょっと体質について知ってみたい方などお気軽にご来店下さい。体質チェックを体験された方には、もれなく体質に合った漢方の健康茶1包プレゼント致します。
また、現在、飲んでいる漢方薬についての質問や、ご自身でお調べになった漢方の処方の事、ドクダミやセンブリなどの民間薬についてのお問い合わせ、マクロビ食品のご紹介など漢方相談以外のご相談も喜んで承ります。