「食べてない」は思い込みかも〜漢方で見る、痩せない理由〜 | 漢方ダイエット | 北九州の漢方相談漢方つむぎ堂

こんにちは、福岡県の北九州にあります。
サンキュードラッグ漢方相談専門店の漢方つむぎ堂です。

今回はダイエットを頑張っている方へのヒントになればと思い、
このお話をさせていただきます。

代謝が悪いから、１日3食たべると太ってしまう
そんなに食べてないのに全然痩せない
自分は水しか飲んでいないのに太る体質

ダイエットを頑張っている方で、そんなふうに感じている方はいらっしゃいませんか？
漢方相談をしている中で、実際にこういったお話を伺うことがあります。
もちろん漢方でいう「気・血・水」どれかの巡りが滞ったり、
不足したりしてしまっていることで代謝が落ちていると思います。

ですが、今日一日を通して食べたものを全て正確に思いだせますか？
体重が増えてしまっている人ほど、よくよく話を聞いていくと、
どこかで太る原因になる飲食をこれくらいならと見て見ぬふりをしながら、
もしくは食べたことすら記憶から消して食べてしまっている方が多くいます。

よくある無意識の食事

一口サイズのチョコやクッキー、フルーツ、料理をしているときの味見、
メイン以外のおかず、野菜ジュース、コーヒーに入れる砂糖やミルク、
ながらで食べたもの　など

食べたことを認識していない以上、減らしようがないので改善することが難しくなります。

それぞれ、量やカロリーは少ないかもしれませんが「ちりも積もれば山となる」
という言葉のように、ひと口ずつのお砂糖があとでズシンと脂肪になります。

そういう方はまず口に入れるものを記録する。または写真を撮るのがおススメです。
飲食したものを記録し、意外と自分が食べているということに気がつけば、
改善していく方法が考えられます。同時に体重を毎日計測し、
食べてしまったものを見返しながら体重が増えていれば内容を見直していきましょう。

改善すべき点が見つかったら、いきなり無理な目標は立てずにちょっと頑張れば出来そうと
思える目標を設定し、継続してクリアできれば少しずつハードルを上げていきましょう。
ひとつずつクリアしていくことで、あなたのダイエットも必ず成功します！

しかし、「食べていないのに太る」ことも十分にあり得ます。

漢方では、体の不調や太りやすさは単に「食べすぎ」や「運動不足」だけではなく、
体質や気・血・水のバランスの乱れからくるものだと考えます。

漢方では、痩せにくい体質を以下のように分類します

「気虚（ききょ）」タイプ：エネルギー不足で代謝が低下。運動もやる気が起こらない。
「気滞（きたい）」タイプ：ストレスは食事で発散。イライラすると食べてしまう。
「水滞（すいたい）」タイプ：体に余分な水分が溜まりやすく、むくみやすい。
「痰湿（たんしつ）」タイプ：デトックスできず、暴飲暴食がやめられない。
「瘀血（おけつ）」タイプ：血の巡りが滞っている。生理前に食欲が増える。甘い物や冷たい物が好き

これらの体質は、複合して起こることもあり、合わない漢方薬を服用したり、ダイエットをしたりしても体はうまく変わってくれません。

痩せたいと思ったとき、漢方ではまず体の内側の巡りを整えることを大切にします。
体質に合った漢方薬だけでなく、胃腸を冷やさない、生活のリズムを整える、季節に合わせた食材を摂る（春は「気」を巡らせる香味野菜など）など
養生と組み合わせていくことで、ただ体重を落とすだけではなく、気になる不調も整えながら、自然と「痩せやすい体」へと導いていくことができます。

本当に食べていないのに体重が増えている
実際は食べてしまっているかもしれないけれど、自分では分からない
食べてしまっているけれど、自分に甘く一人ではなかなか痩せられない

という方、漢方つむぎ堂ではお薬をお選びするだけではなく、お客様のお悩みや体質、生活習慣に合わせたお食事や運動などの養生の提案をさせて頂いております。
一人だと続きにくいという方もモチベーションを保てるように一緒に考えながら、目標のからだを手に入れるまでサポートさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。

こちらのページから相談をご予約できます。
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最後に

〜あなたは本当に「食べてない」ですか？〜

「食べてないのに太る」と悩む方は、まずはご自身の生活を少し見直してみてください。
無意識の習慣、体の冷え、睡眠の質…
そうした小さなことが、漢方では「痩せにくさ」の大きな原因となります。

体を責めるのではなく、体の声を聞くこと。それが、漢方の考える「ダイエット」です。

この記事が、ダイエットで行き詰っている方の新しいヒントになれば幸いです。