生薬と養生の豆知識


睡眠とは

疲れをとる、ストレスや鬱症状の緩和、美肌効果、運動のパフォーマンスを上げる、肥満予防にも効果があり、生活習慣病の予防にもなる等々・・・睡眠というものは、心身の健康を維持するための重要な要素のひとつです。

つまりは逆を言うと、不眠の状態が続く事で心身の健康が維持できにくくなり、様々なつらい症状が出やすくなります。

ある調査によると、人口の10%が慢性不眠症であり、50%が時にかなりの不眠を経験しているといわれており、現代社会でも訴えの多い症状の一つと言えるでしょう。

「不眠」と一口に言っても様々なパターンがあり、西洋医学から見た不眠は以下のように定義づけられています。

定義(不眠症)
  1. 入眠障害・・・30分~1時間以上寝つきが悪く、なかなか寝付けない。
  2. 中途覚醒・・・朝まで、何度も目が覚める。中高年に多い。
  3. 早朝覚醒・・・朝早く目が覚めてしまい、再度眠れない。
  4. 熟眠障害・・・十分に睡眠をとっているが、眠りが浅く、熟睡感がない。
漢方的な考え方

漢方的には病名はさほど重要ではありません。
重要なのは現在どのような状態であるのか?(疲れやすい、眠れない、気力がない等、)
また、それらの状態がどのような理由で引き起こされているのか?(体質的に冷えがあるのか?またはのぼせ的な状態か?胃腸の状態、便秘の有無、生理の状態、嗜好品、食事等々)ということを知ることがとても大切です。

漢方的症状よくみられる症状
心肝化旺
(しんかんかおう)
顔面紅潮、のぼせ、いらいら、口苦、頭痛、肩こり
肝気鬱血
(かんきうっけつ)
胸脇苦満、イライラ、憂鬱感、抑うつ感、怒りやすい、胸悶、生理不順
肝陽上亢
(かんようじょうこう)
身体、手足のほてり、目がかすむ、めまい感、身体がだるい、皮膚の乾燥
心陰虚
(しんいんきょ)
動悸、めまい、顔や手足のほてり、のぼせ、盗汗、貧血
肝脾不和
(かんぴふわ)
心下痞、胃腸虚弱、悪心、下痢しやすい、不安、クヨクヨ、イライラ、思い込み
心血虚
(しんけっきょ)
顔面蒼白、動悸、めまい、健忘、無気力、多夢、貧血傾向、日中嗜眠傾向
虚陽浮越
(きょようふえつ)
不安、驚きやすい、眠りが浅い、多夢、動悸、疲労感が強い
寒盛
(かんせい)
冷え性が強く、そのために寝付けない

これらの症状や体質、いわゆるその方の「証」は当たり前のことですが一人一人違います。
漢方はそこをお伺いしたうえで合ったお薬をお選びいたします。

同病異治:同じ病でも体質により使う処方、治し方が異なる。
異病同治:異なった病でも証が同じであれば同じ処方で治す。

いろいろ試したが思うように改善されない。治療に行き詰っている。
など、睡眠でお悩みの方、是非一度漢方つむぎ堂へお気軽にご相談ください。


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