症状別コラム


「布団に入ってもなかなか寝つけない」「夜中に何度も目が覚めてしまう」そんな睡眠のお悩みを抱えていませんか?
実は、こうした不眠の背景には体質の乱れやストレス、気の巡りの滞りが隠れていることも。

漢方では、眠れない状態を“体と心のバランスが崩れているサイン”ととらえます。
今回は、漢方の視点で考える睡眠のお悩みと、その改善アプローチをご紹介します。

「眠れない」のはなぜ?──漢方から見た不眠の原因とは?

現代医学では、不眠の原因を「ストレス」「自律神経の乱れ」「ホルモンの変化」などと捉えますが、漢方ではさらに“体質”や“気・血・水”のバランスからアプローチします。

例えば…

▷ 気が高ぶって眠れないタイプ(心肝火旺)
イライラしやすく、寝つきが悪い。夢を多く見る。顔がほてる。
→ ストレス過多・感情の昂ぶりによる「気」の高ぶりが原因です。

▷ 心身の疲れで眠れないタイプ(心脾両虚)
日中もだるく、物忘れが多い。食欲がない。不安感が強い。
→ エネルギー不足(気虚)や血の不足(血虚)によって、脳が休まらない状態です。

▷ 年齢や体力の低下によるタイプ(陰虚火旺)
寝汗をかく、口が渇く、ほてりがある。
→ 更年期や加齢による「腎」の弱りが影響しています。

睡眠の役割

睡眠は、心身の疲労回復や免疫機能を高めるなど健康を維持するうえで重要な役割を持っています。
厚生労働省 生活習慣予防のための健康情報サイト内では「質の悪い睡眠は生活習慣病の罹患リスクを高めかつ症状を悪化させることが分かっています」という記述もあります。

漢方の考える「眠りの質」とは?──表面的な眠気より“深く休めているか?

「眠れたかどうか」だけでなく、朝スッキリ目覚めるか、日中にだるさが残らないかも、
漢方では非常に重視します。

睡眠薬のように「とりあえず寝かせる」のではなく、
心と体の根本から整えることで、“自然に眠れる状態”に導くのが漢方の目的です。

よく使われる漢方薬──睡眠の質を高める処方いろいろ

お悩みのタイプ別に、漢方薬の一例をご紹介します。

・酸棗仁湯(さんそうにんとう)—心身が疲れて眠れない人向け
不安感が強い・夜中に目が覚めやすい

・桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)—神経過敏で不安感が強い人に
精神の安定とリラックスに働きかけます

・加味逍遙散(かみしょうようさん)—ストレスによるイライラや不眠
女性に多く使われます

・知柏地黄丸(ちばくじおうがん)—更年期・寝汗・ほてりを伴う不眠
陰虚火旺タイプ向け

※体質や症状に合っていないと逆に不調を招くこともあるため、自己判断ではなく、専門家のカウンセリングが重要です。

睡眠のお悩み、体質から見直してみませんか?──ご相談は「漢方つむぎ堂」へ

「眠れないことが当たり前になってしまった」
「薬を飲まずに改善したい」
「夜だけでなく日中の不調も気になる」

そんな方は、一度漢方の視点で自分の体と向き合ってみませんか?

当店では、1時間ほどかけてじっくりとカウンセリングを行い、
お一人おひとりの体質・生活リズム・お悩みに合わせたご提案をしております。

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