漢方で考える「花粉症予防」
春のつらさは、寒い時期からはじまっています
日本人の国民病ともいわれる花粉症。
多くの方が「症状が出てから」対処しますが、漢方では症状が出る前の体づくりの
「予防」をとても大切にします。
実は、寒い時期の過ごし方が春の症状を左右します。
花粉症の原因は「花粉だけ」ではありません
中国医学では、体の外から侵入して不調を起こすものを「外邪(がいじゃ)」 と呼びます。
ウイルス・寒さ・花粉などがこれにあたります。
これらから体を守るバリアを「衛気(えき)」といって皮膚・粘膜・鼻・のどを守る防御力です。
この衛気が弱いと
- 花粉が入りやすくなる
- 粘膜が過敏に反応する
- 炎症が長引く
つまり、花粉症は「からだの防御力低下」によっても起こると考えます。
衛気は「脾」と「肺」で作られる
五臓(肝・心・脾・肺・腎)のうち、特に花粉症に関係するのが「脾(消化機能)」と
「肺(バリア機能)」です。
脾の役割
食べ物からエネルギーを作り、肺へ送る
肺の役割
衛気を作り、全身の粘膜を守る
脾が弱る → 肺の防御力も弱る → 花粉症が起こりやすくなる
五行論では
脾(土)→ 肺(金)を生む関係
つまり、消化が弱い人ほど、アレルギーが起きやすくなります。
こんな症状は要注意
以下が花粉症体質の前兆として現れやすいサインです。
- 胃腸が弱い
- 疲れやすい
- 甘いものが好き
- むくみやすい
- 鼻炎を繰り返す
- 痰が多い
- 下痢しやすい
- 朝が弱い
- 天気で体調が変わる
これらは「水」の巡りが悪い体質の方によくみられるサインです。
鼻や目の粘膜は水の影響を強く受けるため、鼻水・くしゃみ・かゆみとして現れます。
寒い時期から始める食養生
花粉が飛び始めてからではなく、その前の時期から食材に気をつけ、体を花粉対策モードに整えましょう。
脾を強くする食材(消化力UP)
甘酒、納豆、酒粕、塩麹、温かいスープ・ご飯
→ 冷たい物・甘い物・食べ過ぎは弱らせます
肺を強くする食材(粘膜防御力UP)
大根、かぶ、ねぎ、生姜、しそ
→白い食材や香りのある野菜はバリア力を上げます
両方を強くする食材
きのこ類、根菜類、なつめ、黄耆(おうぎ)
とくに、なつめと黄耆は衛気を高めます。
花粉症の漢方は1種類ではありません
花粉症は「同じ病名でも体質が違う」ため使う漢方は変わります。
| 鼻水タイプ | 状態 | 考え方 |
|---|---|---|
| 水のように透明・大量 | 冷え・水滞 | 温めて止める |
| 黄色・粘る・詰まる | 熱・炎症 | 冷まして通す |
例えば小青竜湯は
透明な鼻水が止まらないタイプに使い
黄色く粘る鼻水には逆効果になります。
本当の予防とは
多くの方は「薬で症状を止める」=対処になっていると思います。
漢方の予防は春に反応しない体をつくること
- 毎年ひどくなる
- 薬を飲んでも長引く
- 年々体質が変わってきた
これは、体の防御力が弱っているサインです。
花粉症は「体質の結果」です
体質が変われば
- 発症しない年が出る
- 軽く済む
- 期間が短くなる
という変化が起こります。
つむぎ堂では、症状ではなくなぜ反応しているのか(体質)を確認して対策を行います。
こんな方はご相談ください
- 毎年薬が増えている
- 春が怖い
- 眠くなる薬をやめたい
- 子供の花粉症を体質から改善したい
- 鼻炎や皮膚症状を繰り返す
花粉の季節が来る前が一年で最も改善しやすい時期です。
既に症状が出始めている方も、来年の春に向けて体質改善していかれませんか?
どうぞ、お気軽にご相談ください。

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