レポートReport

林千鶴さん/広島国際大学

以前、薬局実習の経験があったのでおよその業務内容をイメージして参加しましたが、見事に覆されました(笑)。高齢者施設でのフィジカルアセスメントも驚きでしたし、いちばん印象的だったのは往診同行。薬剤師が頼られ、必要とされている場面を何度も目の当たりにしました。忘れられないのはピンク色の錠剤の一件。高齢の患者さんで処方されている数種類の薬のうち「ピンク色の錠剤しか飲まない」と頑なに仰る方がいて、でも本当に飲んでほしい薬はそれじゃない。1種類しか飲まないなら、せめてこれを飲んでほしいとドクターが最も重要な薬を説明しても「長年ピンク色の薬しか飲んでこなかった、これでいい」と色にこだわられている。そこでドクターが薬剤師に「最重要な成分を含む薬剤で、色がピンクの錠剤はないか」と相談されたんです。私はそばで聞きながら、いくら薬剤師でも全ての薬の色まで把握していないよ…と思ったんですが何と薬剤師の先生は「あったはずです」と即答、確認したら本当にそういう薬剤があるんです。患者さんの気持ちに寄り添うドクターとそれに知識で即応する薬剤師の先生、これが私の見たチーム医療の現場でした。刺激的なインターンシップでした!