季節の情報掲示板

第1回 『注意しよう!食中毒』

原因菌別患者数

こんにちは、管理栄養士チームの高崎です。

記念すべき第1回は、梅雨の時期から増える食中毒についてです。食中毒は大きく細菌性のものとウイルス性のものとに分類されます。特に、高温多湿のこの時期に多いのは「細菌性食中毒」になります。(下記表参照)

パンにカビが生えてしまった。ちょっと部屋に置いていたら、食べ物から嫌な臭いがしたなど、経験されたことはないですか?しっかり、食中毒について理解して、予防しましょう!

平成20年度 月別食中毒患者数

原因菌別患者数総患者数

主な原因菌・ウイルスの特徴

主な原因菌・ウイルスの特徴

食中毒予防は、菌やウイルスの性質を知ることが重要です。それぞれに特徴があり、単に火を通せば大丈夫というわけではありません。しっかり確認しましょう。

食中毒予防の3原則!

予防についての6つのポイント

食品の購入
  • ●消費期限などの表示をチェック
  • ●寄り道しないでまっすぐ帰ろう
  • ●肉・魚はそれぞれ分けて包む
家庭での保存
  • ●帰ったらすぐ冷蔵庫へ
  • ●冷蔵庫の量は7割程度にする
  • ●冷蔵庫は10℃以下に維持
  • ●冷凍庫は-15℃以下に維持
  • ●肉や魚は汁が漏れないように包んで保存
お料理の際の下準備
  • ●冷凍食品の解凍は冷蔵庫で
  • ●タオルやふきんは清潔なものを
  • ●こまめに手を洗う
  • ●ごみはこまめに捨てる
  • ●生肉・魚を切ったら洗っておく
  • ●生肉・魚は生で食べるものから離す
  • ●野菜もよく洗う
  • ●調理器具やふきんは洗って消毒
調理の際に
  • ●加熱は十分に(目安は中心部が75℃で1分以上)
  • ●作業前に手を洗う
  • ●台所は清潔に
  • ●調理を途中でやめたら、食品は冷蔵庫に
  • ●電子レンジ使用時は均一に加熱されるようにする
お食事の際に
  • ●食事の前に手を洗う
  • ●盛り付けは、清潔な器具、食器を使用する
  • ●長時間室温に放置しない
残った食品について
  • ●時間が経ちすぎたり、少しでも怪しいと思ったら捨てる
  • ●作業前に手を洗う
  • ●清潔な器具を使い容器に保存
  • ●早く冷えるように小分けにする
  • ●温めなおすときは十分に加熱

食中毒を予防するには

正しい手洗をしましょう
正しい手洗できていますか?
手洗いは、「菌をつけない」の基本です。上記の予防法にもほとんどの項目に手洗いが入っています。手は、見えない菌でいっぱいです。特に、手のしわや爪の間に残りやすいので、しっかりと手を洗いましょう!
正しい手の洗い方
※ 爪ブラシはあると、すっきり汚れは取れるけど、ない場合はしっかり4.の工程を行えばOK!

夏のお弁当のポイント

調理のポイント 「加熱!」
  • ●ハンバーグやから揚げ、冷凍食品などは中心までよく加熱。卵焼きもよく火を通しましょう。
  • ●電子レンジを使うときは、途中でかき混ぜたりして加熱ムラを防ぎましょう。
  • ●手には細菌やウイルスがいっぱい。おにぎりを握るときにラップを使うと衛生的です。
詰め合わせのポイント 「水気を切る!」
  • ●お弁当に水分は大敵!水分が多いと細菌が増えるおそれがあります。
  • ●おかずの汁気はよく切ってお弁当箱に。ごはん、おかずはよく冷ましてからフタを。
  • ●生野菜や果物を使うときはよく洗い、水気をきちんと切ってから詰めましょう。
  • ●作りおきのおかずを使わない方が安全です。使うときは、冷蔵庫に保存したものを使い、お弁当箱に詰める前は必ず火を通しましょう。
食べるまでのポイント 「涼しいところに!」
  • ●なるべく涼しいところに保管して、早めに食べましょう。
  • ●暑い時期や、長い時間持ち歩くときは保冷材を使いましょう。
食べるときに
  • ●食べる前には、手をきれいにしましょう。
  • ●もし、お弁当の味やにおいがおかしかったら、食べるのはやめましょう。

補足!! バランスの良いお弁当とは?
お弁当箱に料理を詰めるときに、表面積比で、主食3:主菜1:副菜2(※)になるように詰めると栄養のバランスがよくなります。
主食とは:ごはん、パン、麺などの穀物類のことで主に炭水化物源となります。
主菜とは:肉、魚介、大豆製品などを主材料とする料理で、主にたんぱく質、脂質源となります。
副菜とは:野菜、芋、海藻、きのこなどを主材料とする料理で、主にビタミン、ミネラル、食物繊維源となります。

★夏のお弁当にお勧めの食材
【酢】酢の酸は食中毒の原因の細菌の増加を抑える働きがあります。
【梅干】梅干は食品の腐敗や食中毒菌を抑える働きがあります。
【生姜】生姜は細菌に対して抗菌作用があります。
【大葉】大葉の香りには抗菌・防腐作用があります。


栄養士からのおすすめレシピ
食中毒は完全に予防することは出来ません。もしも、腹痛・下痢などの症状が出たら、自己判断で薬を飲む前に、早めに受診しましょう。

参考資料
ENIF 医薬ニュース Vol.16 No.11 2007
厚生労働省 食中毒関連情報http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/
食品衛生委員会http://www.fsc.go.jp/sonota/shokutyudoku.html
農林水産省http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/lunchbox.html
全国生協連ヘルスケアhttp://www.kyosai-cc.or.jp/health/tpc/k_news/200707/200707.html

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